【本】「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた
「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。 | 藤吉 豊, 小川 真理子 |本 | 通販 | Amazon
日経新聞の広告を見て、この本を買った。文章に関する普遍的なスキルがまとまっている、とても良い本だった。
■評価
★★★★★
学びや今後意識したいことがたくさん書かれていて、何度も読み返したい。他の人にも是非すすめたい。
■どんな本?
文章術の本は無数に存在するが、その中でどれを読んだらいいかわからない、という声に応えるために作られた本。
タイトルのとおり、文章術の有名本100冊に書かれているポイントが、書かれている本の冊数が多い順に、紹介されている。著者の主張は殆ど表に現れず、客観的な基準で、機械的にポイントが説明されている印象。文章術の本だけあって、癖のない、とても読みやすい文章。私は2時間半で読みきった。
■感想
無駄なページが1ページもない!書かれていることは、すべて大事!よく纏まっている!
多くの本に書かれているポイントなので、「そういう文章の方がいいだろう」と大半の人が思うような内容が、多かった。業界を問わず、すべての社会人が身につけるべきスキルがまとまっていると言える。
初めて知ることは少なかったが、実際に自分が書くときには全然実践できていない。この本を何度も読み返して、当たり前のように実践できるようになりたい。
ここでの文章は、小説、評論、ビジネス文書、ブログなど、あらゆる文書。書き方を知りたい文章が、ビジネスメールやパワポ資料など、具体的にある場合は、この本に加えて、ビジネスメールやパワポ資料などの本を、合わせて読むと、より良いと思う。
上位に書かれているポイントを当たり前に実践できる、文章の上級者には、もしかしたら物足りないかもしれない。文章に苦手意識がある人には、とてもおすすめ。
■私が学んだこと、今後意識しようと思ったこと
まずは、以下を意識したい。
- シンプルに書く(削れる言葉は削る)
- ワンセンテンス・ワンメッセージ
- 結論を先に書く
- 見た目を整える
- 必ず読み直す(できたら時間をおく)
初めて知ってなるほどと思ったのは、「は」と「が」の違い。「は」はすでにわかっていること、「が」はわかっていないことにつかうとのこと。
むかしむかし、おじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは、山に芝刈りに、おばあさんは川に洗濯にいきました。
1文目では、はじめて聞く「おじいさんとおばあさん」だから「が」がくる。
2文目では、すでに知っている「おじいさんとおばあさん」だから、「は」がつく。
とのこと。