【本】日経新聞の読み方
もうすぐ社会人10年目なのに、日経新聞が読めないので、この本を読んでみました。
■概要
就活生向きに日本経済新聞の読み方を基本から説明した本。火曜スタートで、1日10ページ程度、2週間分。
■感想
新聞を読もうとすると色々な記事が気になり、読むのに1日1時間かかっていた。この本に書かれているとおり、ポイントだけつまみ食いして毎日10分でよいなら、続けられそうな気がした。
■学んだこと
①新聞を読むのは1日10分でよい
②1週間は火曜日スタート
曜日ごとの特徴を捉えて、目的を持って新聞を読む。
火曜~金曜は、主要マーケットの前日の結果や世の中の出来事を確認する。
土曜は、週末特有の紙面構成。前日金曜の出来事に加えて1週間を振り返る
日曜は、この前日1週間を振り返り、次の1週間の確認する。
月曜は、読み物がメイン。
③記事を全部読まない
記事は、「見出し」「前文」「本文」の3要素で構成されている。自分のフィルターに引っ掛かった記事は、見出しで結論を読み、前文で要約を知る。本文は、興味があれば読む。
④各面の読み方
1面トップ記事は、前文までは必ず読む。
総合面は、ニュースの解説ページ。興味ある記事を、忙しい朝ではなく、時間があるときに読む。「きょうのことば」は読む。
政治面は、「風が吹けば桶屋が儲かる」の“風”。経済に影響を及ぼす政府の施策、方針を掴むために活用する。「首相官邸」に掲載される総理周りの情報は、政府の方針に先行した動き。首相が誰と面談してるかをチェックすべし。
マーケット総合面は、4つの市場の代表数値を抑える。
株式市場→日経平均株価
外為市場→円ドル
債券市場→長期金利
商品市場→原油
夕刊は、海外情報を読む。
⑤速報と確報
速報:とにかく早く伝える第一報。語尾が現在形。
速報:新たに加わったり深掘りして補われた情報
確報:確実な事実となった情報。語尾が過去形。
⑥経済数値のタイミングの違い
先行指数:実際の現象に先だって変化する。日経平均株価、TOPIX、新規求人指数など。
一致指数:足元の現状を示す。鉱工業生産指数、有効求人倍率など。
遅行指数:過去の現象を遅れて示す。完全失業率、家計消費支出など。
⑦FT紙との関係
2015年に日本経済新聞社は、イギリスの有力経済紙フィナンシャル・タイムズ紙を発行するフィナンシャル・タイムズ・グループを買収し、どくしゃすうでは世界最大級の経済メディアグループになった。紙面にもFT紙の記事が多く載っている。
⑧たまにしか出ないオススメ記事
1、4、7、10月の頭に掲載される「産業天気図」。主要30業種の状況が5段階(晴れ→薄日→曇り→小雨→雨)の天気マークで表現される。
1月1日の「年間予定」。全面に年間の予定がぎっしり掲載される。
⑧私が興味ある記事
この本を読みながら新聞を見て興味を持ったのは以下の記事。
火曜夕刊 明日への話題(山田詠美)
水曜夕刊 step up English
木曜夕刊 私のリーダー論(上・下)
月曜朝刊 ニュースな科学、池上彰の大岡山通信、女性面