【本】仕事と人生
■評価
★★★★★
■概要
三井住友銀行元頭取の西川氏が、自分の経験を交えながら、仕事において重要なことを記した本。
■感想
とにかく西川氏の優秀さが伝わっている。文章が、書かれているポイントを体現しており、非常に説得力がある。
上司や先輩から似たような指摘を受けることがあったが、今まで、自分のやり方をつい肯定してしまっていた。この本を読んで、本当に変えないといけないのだと、やっと腑に落ちた。
■学んだこと、今後意識したいと思ったこと①徹底的にポイントを絞って、シンプルに考える
そのためには、頭の中をきちんと整理する。本質をつかむ。それを基点に、ポイントを3つ以内に絞る。
②完璧を追求しない
学校のテストではなく現実を相手にする以上、100点満点は取れない。70点取れればいいと割りきる。「間違ったらまずい」と思うな。「経営は、失敗を一定範囲内に収める技術。完璧主義、満点主義からは何も生み出せない。」
③仕事というのは総じてスピードが重要
「スピードを速くする」ことは、「大事なことを選び出す」ことでもある
④何もかも自分で引き受けない
「他人を使う力」は仕事をする上で、重要な能力の一つ。「自分ではできないこと」「自分でやるには難しいこと」は助力を求めた方がいい。頼まれたら力を貸す。人のためにやったことは、自分のためになる。